金髪の君*完結


「いい加減にしろ!」


「イテェ!!」


いじける銀の頭を叩いて放置し、歩きだす美穂。
それを笑いながら見る私とアッキー。

いつもの光景に心と一樹がいればどんなに幸せだろう。


頭に過ぎった欲望を頭を振り追い出す。


『今でも十分幸せ』だと自分に言い聞かせる。

そして貼紙に視線を向け、並ぶ名前を目に焼き付けた。




< 347 / 858 >

この作品をシェア

pagetop