金髪の君*完結


「でね、葵ちゃん。」


机に突っ伏した美穂をボーッと見ていると話出したアッキー。
「なぁに?」とアッキーに話を促す。


「打ち上げの日が決まったの。

終業式の日なんだ。」


「終業式?」


「うん。
土日の休みにやりたかったんだけど…
うちの予定が合わなくて。」


「うち…?」


「あっ、ごめん!
葵ちゃんは初参加だもんね。

実は、打ち上げ会場がうちが経営してるお店なんだ。」


「えぇっ!」


「お酒を扱ってるお店なんだけど、夜までは喫茶店として営業してるの。
費用はうち持ちだしね。」


「それっていいの?」


費用を出してもらうのは抵抗がある。



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