金髪の君*完結
「うん!
両親も毎年楽しみにしてるんだ。
その日だけお店の手伝いをするんだよね。」
「たしかアッキーのお父さんは社長さんじゃなかったっけ?」
「そう、いつもは偉そうに椅子に座って部下の人をこき使っているだけ。
だけど、その日はこき使われる側になるの。」
クスクス笑うアッキー。
−−偉そうにって…
−−−実際、偉いんじゃん…
って思うけど心の中に留めておく。
「っで、終業式が終わったら一旦解散し、私服に着替えて現地集合。
葵ちゃんは場所が分からないから美穂ちゃんと私、3人で行こう?」
「うん!」
−−打ち上げか…
−−−クラスメート達と学校の外で会うの楽しみだな。
終業式の日が楽しみで心が躍る。