金髪の君*完結


「本人だったの?」


「う、ん…」


「その日のことを、一成くんにちゃんと聞いてみた…?」


「聞いてない。」


「じゃぁ、ちゃんと話し合わなくちゃ…」


−−−ガターン!


「聞けるわけない!!」


勢いよく立ち上がり、椅子が倒れた。
クラスメートは大人しいアッキーが怒鳴ったのを驚き見ている。
私もその1人。
美穂は飛び起き、「何?何?」と言い状況を把握しようと周りを見ている。


「アッキー…?」


状況を把握した美穂が戸惑った声で呼び掛ける。




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