金髪の君*完結



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あの昼休みから周りに何か聞かれることもなく、無事に学校が終わった。



編入してきた私は美穂とアッキーに校舎内を案内して貰っている。



「こっちが理科室で、こっちが理科準備室だよ。」


教室のプレートで確認するように指で指しながら案内をするアッキー。



「あのあと心と一樹来なかったねー。」



美穂の一言にピクッと肩を上下させる。



「あの人達は殆ど授業に出ないからね。」


「それにしても、どうにかならないかな…あの2人…」


「藤森くんと水口くん?」


「そうそう。」


美穂とアッキーの会話をボーッ聞きながら1階の渡り廊下を渡る。





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