金髪の君*完結
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「葵ちゃーん!」
「アッキーおはよ。」
駅前のロータリーで手を振るアッキーを見付け駆け寄る。
アッキーの後ろにはベン○。
そして、アッキーの隣には男の人。
「あっ、彼氏の一成くんだよ。」
アッキーが紹介し、頭を下げ「よろしく。」と言う一成。
「あれ…?」
「ん?」
ジロジロ見る私に頭を傾ける一成。
「どっかでお会いしたことありませんか?」
綺麗な黒髪、漆黒な瞳、ノンフレームの眼鏡をかけた彼に見覚えがあった。