金髪の君*完結



泣き出した未来を一樹は背中を摩り落ち着かせる。


「未来、いつ付き合うようになったの?」


ボンッと赤くなった顔で


「な、な、な、な、な…」


慌てる未来は可愛い。


若田がこの先どう接触してくるか、考える度に体に虫ずが走る。
だけど今は、この楽しい時間だけは何事もなく過ごしたい。


--だから…


「かずくんからの告白だったんだ。」


--今は未来の機嫌を治さなくちゃ…


「っで、未来ちゃんどうなの!?」


「えっ?えっ?何が…?」


女子トークに突入したため、未来の背中を摩っていた一樹は強制退場。
そして酔っ払いの美穂とアッキーが会話に入り未来は引き気味。



< 524 / 858 >

この作品をシェア

pagetop