金髪の君*完結
未来のご両親に促され、白い皮張りのソファーに座り頂いた紅茶を啜り焼きたてのクッキーを食べる。
「--美味しいっ!!」
「きゃー、ありがとぉ!!!
でしょ、でしょ!?いいバターをね沢山使ったの!!
っでね、でね、愛が沢山詰まってるから美味しいの!」
顔も性格も瓜二つな未来とお母さん。
「葵ちゃん!いた!」
リビングのドアを乱暴に開け入ってきた未来。
「見てみて!どお?似合う?
ピンクって幼いかな?
でも黒とかは似合わなさそうだし…
ピンクでいいよね?
ねぇ、ママはどう思う?」
「大丈夫よ未来!ピンクよく似合ってる!!さすが我が子!
ねぇ、パパもそう思うでしょ?
きゃー!彼氏に押し倒されないように気をつけなさいね!」