金髪の君*完結
「あそこにいる男の子達かっこよくない!?」
「あっ、でも彼女いる…」
「でも金髪の子にはいないみたいだから声かけてみようよ。」
汗を拭きハンカチを巾着にしまい未来達の所へ向かおうとしたが、隣にいた女の子達の会話を聞き足が止まった。
立ち尽くす私の視線の先には女の子達かなは心へ駆け寄り声をかけているところ。
1人は心の腕に絡み付き胸をあてている。
--ズキッ…
彼がモテるのは分かっているけど実際に見るのは辛い。
沢山の女の子と関係をもっている心はその女の子達を選ぶかもしれない。
ズキズキと痛みだした胸。
女の子達を選ぶ心を見たくなくて視線を逸らそうとした瞬間、心とバチッと視線が合った。