金髪の君*完結
瞳から次々と出る涙。
大好きな温もり、大好きな匂い。
「---しんちゃ、ん…」
私は大好きな彼に抱きしめられていた。
「あぶねぇ…」
「--ひっ…グスッ…」
「なぁ、あお…
何があっても、他の奴のとこ行くんじゃねぇ。」
心の言葉に涙が溢れた。
「俺達は負けねぇよ。
未来や羽山、秋元には男がついてる。
だから何も心配することねぇ。」
「--うぇ…ふっ…う--」
口からは泣き声が漏れ言葉にならない私は胸の中で頷く。