金髪の君*完結
文化祭まで1ヶ月の準備期間を設けているため、放課後に少しずつ準備をし始めた。
男子は買い出し、女子は当日の源氏名を決めた。
買い出しが全て終わった次の日から作業が始まり、文化祭まで1週間となった今日はドレス合わせをした。
まだドレスは用意されてなく、カタログを見て決めることになりデザイナー志望の子が一人一人似合うドレスをピックアップしていった。
「葵ちゃんは…綺麗だから濃いめの色が似合うかな。」
デザイナー志望の泉ちゃんがカタログをペラペラとめくり私と照らし合わせている。
「う~ん…、あんまパッとしないなぁ~。」
顎に手を添え悩む泉ちゃん。