金髪の君*完結
指した先を覗き込むように見ると
「む、無理!!!」
顔を赤くし、頭を左右に勢いよく振った。
「えぇーーー!なんで!?」
頬を膨らませる泉ちゃんに
「見えすぎだよ!」
小さな声で批判する。
「えー、この露出がグッとくるんじゃん!!
ってか決まり!変更なし!!」
泉ちゃんはカタログにボールペンで丸を付け"葵ちゃん"と書いた。
それを愕然と見る私を置いて、次の子の所へと足早に行ってしまった。
愕然とする私の頭の中をグルグルと回るドレス。
胸元と背中は大きく開いていて、ロングドレスの裾から太股までスリットがパンツギリギリまではいっていた。