金髪の君*完結
アッキーは私の隣でクスクス笑っていて、私も釣られて笑った。
笑う私達に美穂は真っ赤な顔で睨むが迫力がなく可愛かった。
静かな住宅街に響く笑い声と美穂の怒鳴り声。
近所迷惑だと思い、ドレスの話に無理矢理持っていった。
「ドレス着たくない…」
怒鳴っていた美穂は青ざめた顔になり、当日着るドレスについて話し出した。
薄い黄色のドレスの裾はフワフワで膝上までらしく『銀が前もって自分の好みのドレスを言ってたみたい』と嘆いていた。
けど、私には銀は美穂に似合うドレスを前もって泉ちゃんに話してたんじゃないかなって思ったが口にはしなかった。
文化祭まであと1週間…