金髪の君*完結



「葵はT大だっけ?」


私は、教育学部があるT大志望。


「うん。
美穂は確かH大だよね?」


やりたいことが決まっていない美穂はH大でやりたいことを見つけるらしい。


「うん、なんか寂しくなるね…
まだ受かるか分からないけど、卒業したらみんなバラバラだもんね。」


「そうだね…

毎日は無理だけど、みんなで集まればいいじゃん!
いっぱいお洒落してさ、20歳過ぎたら飲みに行くのもいいね!」

落ち込んだ美穂を元気づけるように、笑顔を向けた。


「うん、そうだね!
そのためには受からないと。」


そう言った美穂の顔は笑顔だった。


「それに、大学行って沢山合コンに参加していい男を物色しなきゃ!」


ガッツポーズをし気合いを入れた美穂に苦笑い。


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