金髪の君*完結
勉強を熱心にやっている銀を、頬を染め見つめる美穂。
美穂は幸せそう顔をしていて、
--私も将来はしんちゃんと…
なんて考えてしまった。
想像し顔が赤くなるのが分かった私は、頭を左右に勢いよく振り、気持ちを切り替えた。
不思議そうに私を見る美穂に気付かないフリをし、前を向き直し机にある原稿用紙に集中する。
『温暖化について150~200文字で述べよ』
原稿用紙に『私の体が温暖化現象起きています。』っと--…
16文字…
134文字足りない。
何書いてるんだろうと我に返った私は、消しゴムで書いたばかりの文字を消した。