金髪の君*完結



部屋につき、自分1人しかいないリビングで手紙の束を1つ1つ手にとり宛先を確認する。



「---あった…」


手に握られている物。

白い封筒に80円切手が貼ってあり、私の名前に住所、そして--…




…--"T大学"の文字。



深呼吸をし、慎重な手つきで封筒を開けた。


さっきまで聞こえていなかった周りの音も、封筒を開けるピリピリと言う音は封筒に耳を付けているんじゃないかって思うほどよく聞こえた。

30秒以上かけ開けた封筒。
中の紙を引っ張り出し、一気に開けた。



「---えっ!?」



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