金髪の君*完結



視界に入ってきた"合格"の文字に


「いやったぁぁぁぁぁぁ!!」



紙を抱きしめリビングで跳びはねた。


興奮し、満足するまで叫び跳びはねた私は


「--はぁ、はぁ、--お、母さ、んにぃ、で、電話…」


我に返った時には息が上がっていた。

そして我に返り気付いたのは


「あっ、下の階の人…」


ドスンッドスンッとまではいかないが、ピョンピョン跳ねていた私はマンションだったことをすっかり忘れていた。


「五月蝿くしてすいませーん!」


リビングの床に謝罪して、母に電話をかけた。


< 672 / 858 >

この作品をシェア

pagetop