金髪の君*完結
−−−−ガチャ…
「あーおーいー!
いーるー…あっ、いたわね。」
玄関とリビングを繋ぐドアが開き入ってきたのは金髪で青い瞳をした30代後半の女の人。
「お母さん。」
「葵、おはよう。
無事に日本に着いてたみたいね。」
「うん。
お母さん達はいつ日本に着いたの?」
「2時間程前よ。
早く着替えてらっしゃい。学校に行くわよ。」
「あっ、うん。着替えてくる。」
昨日会った母には懐かしさは無く、制服に着替えるために部屋へ向かう。