金髪の君*完結
何度も謝り続ける私に、一樹は優しく
「だから、あおちゃんのせいじゃないって。」
と何度も言い続けた。
けど、私の頭の中では"自分のせい"としか考えられなく、一樹や未来には罪悪感がいっぱいだった。
「俺も生きてたし、未来は何もされてないから気にしないで。」
謝るのを止め、パイプ椅子に座りうなだれる私に笑顔を向ける一樹。
一樹の言葉でホッとしたが、 罪悪感が消えることは無い。
「で、ね、話の続きなんだけど…」
遠慮がちに言う一樹に視線を向けることなく、頭を上下に動かした。