金髪の君*完結
「実は、若田が関与しているかはまだ分かってないんだ。」
「……」
--若田…
怒りと一樹達に対する罪悪感で震える手を、ギュッと握り締めた。
「休日だったから、殴ってきた奴らは私服だったし、若田や右腕の柳もいなかった。」
「……」
「お前が寝ている時に未来から聞いた話では、『強情な友達を持ったことを恨みな』だってよ。
未来は、『恐怖で震えていたし泣いてたからちゃんと聞き取れなかった』と言っていたが…
確実に若田だろうな。」
--強情な友達…
どう考えたって私のことだって分かる。
また増えた罪悪感--…