金髪の君*完結
ボーッと外を見ていた私は、海や建物の明かりが小さくなったことに気付き、視線を外から心へ向けた。
心は乗った時と変わらず、窓の縁に肘を乗せ、軽く握られた手の上に頬を預け外を眺めていた。
薄暗かった空も暗闇に染まり、心はライトアップされたゴンドラの明かりで輝いていてた。
外を見ているだけなのに色気を醸し出している心に、胸が高鳴り目が奪われた…
私が見つめているのに気付いたのか、不意に動いた視線に私の視線が交わった。
漆黒の瞳に引き寄せられる私は、心から視線を逸らすことなく見続けた。
ライトアップされ、妖艶な心を目に焼き付けるように--…