金髪の君*完結




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目を開けると白い天井が視界に入った。



−−−−ここは、どこ…?



寝たままの状態で顔だけを動かし周りを確認する。


白い天井、薄ピンクのカーテン、パイプベッド、白いカバーの布団。



−−保健室…




「どうしてここに?」



上半身を起こし耳をすます。


周りからは音もなく、誰もいないらしい。




「たしか、保健室に…」



1つ1つ振り返ろうとして保健室での出来事を思い出す。



「つっ…」


目に涙が溜まる。






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