金髪の君*完結
「なぁ、葵。」
「ん?何?」
日課となった夜の行為が終わり、健吾の腕に頭を乗せ余韻に浸る私に
「明日、学校いかね?」
「えっ?」
真剣な顔で言う健吾。
「な、なんで?」
「葵と一緒に授業を受けてみてぇ。」
--学校…
「行っても平気なの…?」
不安そうに聞く私に
「あぁ」
健吾は笑顔を見せたが、私は複雑な気持ちだった。
--もしかしたらまた…
頭に過ぎった、可能性を慌てて頭から追い出した。
「行くよ。」
私の答えに、健吾は笑顔のまま頭を撫でた。
「制服、頼んであっから。」
「えっ!制服!?」
「制服でやるのもアリだよな…」
「え゙っ!?」
「あはは、覚悟しとけよ?」
ニヤリと笑う健吾に、顔を赤くした私は健吾に背を向けた。
「おい、こっち向け。」
「……」
「へぇ-」
「--ひゃっ!」
胸の先を摘まれ、声を上げた。
「こっち向かなかったら、このままいれ…--「はい!」」
健吾の言葉を遮り、体を健吾の方へと向き直した。