金髪の君*完結
「健吾っ!ダメだよ!」
「無理。」
「無理じゃない!」
「葵のセーラーは新鮮だな。」
ニヤリと笑う健吾の手は止まらない。
ブラのホックを片手で外し、首筋に顔を埋める健吾。
短いスカートの裾から侵入をはかる手を両手で押さえた。
「ま、待っ…-んんっ…」
私の言葉を遮った健吾の唇。
健吾は唇が触れたと同時に舌を絡ませた。
「--ん…-あっ、…」
そっと机に倒された私は、もう抵抗することは無かった--…
「もう絶対、健吾の前で制服着ない。」
健吾に背を向け、セーラー服のリボンを直す。
「変態」「バカ」「エロ」とぶつぶつ呟く私に、無反応な健吾。
何の反応も示さない健吾が気になり、着替え終わった私は後ろを振り返った。
「えっ?な、何?」
後ろを振り返ると、無表情の健吾が私のことをジッと見ていた。
健吾の所へ行こうと、一歩足を踏み出すが、逸らされることの無い視線に躊躇してしまう。
ただ、見つめ合うだけの時間が続いた--…