金髪の君*完結



私は、健吾から心へと視線を向けた。

離れた所にいても分かるほど、哀しそうに私を見る心。

何年も好きだった彼の姿。

見た目は変わってしまったが、優しい所や性格は変わっていない。

ジッと私を見据える漆黒の瞳。

私は、漆黒の瞳に引き付けられ視線を逸らすことなく



「---私は











しんちゃんが好き。」




無意識に呟いていた。





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