泣かない約束
 光の向こうから赤色の鉄の箱が猛スピードで向かって来る。

 それは僕の目の前で止まった。外面からは日に焼けて熱気がすごく近付けないほどだった。

 内面からは冷たいの風が外に人と一緒に流れ出てきていた。

 僕はその大勢の人にもみくちゃにされながらもおじさんとお土産を探した。

 しかし、肝心な事に顔がわからなかった事に気がついた。

 そう思っている時に肩を叩かれた。振り返ると僕と同じ位の身長と年齢の女の子が立っていた。

 これが僕と『神崎 結衣』の初めての出逢いだった。
< 4 / 18 >

この作品をシェア

pagetop