恋の方程式

確かにこの問題は昼に解いた問題だった。
あの時突然出されたこの問題。


わたしは解けた。
先生は褒めてくれた。
嬉しかった。

「よし、正解。よく出来ました。」

先生は私の頭の上に手を乗せようとした
・・・が、
何かを思い出したかのように手を戻した。

「??」
「あ、悪ぃ。席戻っていいぞ。」
「はい。」

*~*~*~*

「じゃあ宿題はこのページな。」
『は~い』
「それじゃあ起立。礼。」
『ありがとうございました。』

「やっと終わった~!」

美香リンが背伸びをしながら言った。

「だね~」
「つっかれたぁ!!」

バスケ部の狭来もさすがに疲れたみたい。
そりゃあそうだ。
バスケはスポーツ、塾は勉強。
塾は頭を使うから・・・
大変だよね~

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