恋の方程式
先生が風邪!?
あの赤面事件の翌日、私は塾に行く気が無くなった、
昨日まであんなに楽しみにしてたのに。
「きょうは塾行かなくていいの?」
お母さんが心配したように聞いてきた。
「・・・行って来る。」
「行ってらっしゃい」
お母さんは笑顔で見送ってくれた。
だけど、昨日の今日。
先生にあわす顔が無い。
「萩原さん、今日は遅かったな。」
「えぇ、ちょっと学校が終わるの遅かったんで・・」
私は心配そうに聞いてくる清川先生に軽く答えた。
「来てくれたのはいいんだが、野木先生は今日お休みだ。」
「え!?なんで!?」
「新型インフルエンザらしい。」
「げ・・・インフル」
「だから今週授業のある日以外は来なくていいぞ。
「はい・・・」
「今日は自習でもしとけ。」
「分かりました」
<先生、昨日あんなに元気だったのに・・・>
気がついたら私は先生のことばかり考えていた。
<せっかく決心して来たのに!何だこの有様!>
なぜか自分にキレていた。
その日は数学と理科はやる気がなかったので、
やらなかった。
変わりに英語をやった。
先生は
「木内 光宏先生」
変なことを言う面白い先生で
私が入塾した当初からいる先生なのだ。
「どうだ?アイツの個人授業は?」
「え?」
自習の最中、木内先生は不意に授業の感想を聞いてきた。
「え??どうだって言われても・・・」
「楽しいか楽しくないかでいい。」
久々に木内先生の真剣な顔を見た。
私は、心で思ってることをそのまま伝えた。
「楽しいですよ?毎回毎回。」
「そうか!アイツ口悪いだろう?」
「え?まぁ・・・」
「アイツ、いつもお前の話してるぞ。」
「私の話!?どんなこと!?」
「{萩原は手間がかかる}とか。」
「え~」
「でも、そのときのアイツ、とっても楽しそうにしてたぞ?」
「・へぇ///」
「もしかしてお前・・・野木先生のこと・・・」
その言葉を聞いたとたん、わたしはびっくりした。
<野木先生のこと好きなのか?>
そういわれるに違いないって思った。
昨日まであんなに楽しみにしてたのに。
「きょうは塾行かなくていいの?」
お母さんが心配したように聞いてきた。
「・・・行って来る。」
「行ってらっしゃい」
お母さんは笑顔で見送ってくれた。
だけど、昨日の今日。
先生にあわす顔が無い。
「萩原さん、今日は遅かったな。」
「えぇ、ちょっと学校が終わるの遅かったんで・・」
私は心配そうに聞いてくる清川先生に軽く答えた。
「来てくれたのはいいんだが、野木先生は今日お休みだ。」
「え!?なんで!?」
「新型インフルエンザらしい。」
「げ・・・インフル」
「だから今週授業のある日以外は来なくていいぞ。
「はい・・・」
「今日は自習でもしとけ。」
「分かりました」
<先生、昨日あんなに元気だったのに・・・>
気がついたら私は先生のことばかり考えていた。
<せっかく決心して来たのに!何だこの有様!>
なぜか自分にキレていた。
その日は数学と理科はやる気がなかったので、
やらなかった。
変わりに英語をやった。
先生は
「木内 光宏先生」
変なことを言う面白い先生で
私が入塾した当初からいる先生なのだ。
「どうだ?アイツの個人授業は?」
「え?」
自習の最中、木内先生は不意に授業の感想を聞いてきた。
「え??どうだって言われても・・・」
「楽しいか楽しくないかでいい。」
久々に木内先生の真剣な顔を見た。
私は、心で思ってることをそのまま伝えた。
「楽しいですよ?毎回毎回。」
「そうか!アイツ口悪いだろう?」
「え?まぁ・・・」
「アイツ、いつもお前の話してるぞ。」
「私の話!?どんなこと!?」
「{萩原は手間がかかる}とか。」
「え~」
「でも、そのときのアイツ、とっても楽しそうにしてたぞ?」
「・へぇ///」
「もしかしてお前・・・野木先生のこと・・・」
その言葉を聞いたとたん、わたしはびっくりした。
<野木先生のこと好きなのか?>
そういわれるに違いないって思った。