君に…
あたしの顔は赤くなったけど
幸い雅玖にもゆうこにも
見られなかった。

雅玖はあたしのタオルをかぶって眠ったらしい。

『あっ、ゆうこ。話があるんだけど…』

「なになに?」

これはまだ誰にも話したことがない。

でも一応ゆうこに話した方がいいよね?

『あたしもしかしたら転校するかもしれない』

「えっ?」

「どういうことだよ?」

『あれ?雅玖も聞いてたの?』

「転校するってマジなのか?」



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