君に…
『んじゃあ、これミルクティーのお礼にあげるね』

雅玖のポケットにカイロを入れる。

「うわっ暖けぇ」

『当たり前じゃん』

「薫。そろそろ帰ろー」

『あっ、うん』

「おい、山内。お前ケータイ持ってる?」

『持ってるけど…?』

「そっか。じゃあまた明日な」

『うん。ばいばい』
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