君に…
トイレの扉が荒々しく開く。

あたしは音にびっくりして扉の方を見ると
入り口にゆなちゃんと美香が立っていた。

「ねぇ、山内さん。ちょっと話があんだけど」

『なに?』

「前から思ってたんだけど…山内さんって雅玖の事どう思ってんの?最近昼休みとかもよく話してんの見かけるし」

『どうって…』

「好きなんでしょ?」

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