君に…
「薫待った?」

雅玖が走って来てくれた。

それだけで胸がキュンってする。

『待ったよ。もっと早く来てよね』

本当は嬉しかったくせに可愛いくない事ばっか言ってしまう。

「わりぃって。これでも担任に捕まりそうになってんの逃げながら来たんだぜ?」

『もう馬鹿じゃないの?』

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