秘蜜な2人の35㌢
*淡く儚い過去は消える
―――
「お願い!これツヨシんちに持ってって!!」
そうプリント差し出し頼んできたのは
あたしの彼氏、ツヨシ君と
同じクラスの前田君。
その日ツヨシ君は学校に来てなかった。
前田君が担任の先生にプリントを
ツヨシ君に渡すように頼まれたらしい。
「なんであたしが?前田君頼まれたんでしょ?」
「だって俺、家知らないし。
お前彼女だろー?お願い!!」
「・・・・・・・。」
それをここで言われたくなかった。
あたしに彼氏がいること。
「分かった。行くよ。」