秘蜜な2人の35㌢


「行ってきます。」

と言って、塾をでた。


ツヨシ君の家は塾から徒歩5分。


すぐに行って帰ってくることが出来る距離。



家に着くと幸いなことに

ツヨシ君は家にいなかった。



だけど、ツヨシ君のお母さんは

あたしを彼女と知ってか長話をされた。


結局帰りついたのは、塾を出て1時間後。


「ただいま。」


塾の扉を開けると池上先生がカウンターにいた。


「遅かったですね。
 もう少し早く帰ってきてください。
 プライベートに口出しをするつもりはありませんが
 蒼井さんは・・・・」


「はいはい。」


本当はこんな態度する人じゃないのに


いつもはあたしが何をしても


笑顔で返してくれるのに・・・・。




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