秘蜜な2人の35㌢
「分かった。・・・・もういいよ。降りろ。」
そう言って先生は車を止めた。
「・・・・え?」
「俺のことキライなんだろ?
キライな奴の車に
嫌々乗る必要はないって言ってんだ。」
先生の言葉にあたしはすごく焦った。
離れたくない。
今のあたしには先生がいないと生きていけない。
正直にそう思った。
自然と涙が溢れた。
「・・・・グスッ・・・・先生・・・・。」
「なんだよ。」
そうぶっきらぼうに答える先生に抱きつき
あたしの精一杯の言葉を言った。
「宏人が大好きだよ。」