秘蜜な2人の35㌢


「凪沙。」



突然名前を呼ばれびくっと反応してしまう。



「はい・・・・。」



「俺だってずっと凪沙といたいよ。」



先生は話始めた。





「でも、凪沙は今受験で大切な時期なんだ。
それにこの関係がバレたら俺は塾をやめないといけなくなる。
そうしたらますます会えなくなるだろう?」



「・・・・うん。」



そのくらいあたしだってわかるよ・・・・。




「もし、あそこで誰かが聞いていたらどうする?
どう言い訳する?」



「誰もいなかったもん。」



「そういう問題じゃないだろ?」




先生は優しく、でも厳しめにそういった。






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