迷える子羊、クールな狼
私は、
何となくです、とだけ答えた。


飽きもせず、また窓へと視線を移す。


一体、その澄んだ瞳は何を願うのか。




紅茶を、一口、二口、


やがて彼女はゆっくりと語り出した。
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