迷える子羊、クールな狼
「お嬢様、お話が御座います」


いつも通りの毎日だった。


「ジョセフさん、どうぞこちらへ・・・」


先生と勉強して、窓の外を眺めて


「失礼致します」


恵まれた環境にいながら、勉強も何一つ満足に出来ない無能な私を


「はじめまして、メアリーお嬢様。私はジョセフ・フィルフォーゼと申します。」


ただ、責めるの―
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