―百合色―
俺は携帯を取りだし、
宛先を確認する。
マナかな?
と、期待しても意味がないのに思ってしまう。
まだマナの事は忘れられないのかもしれない。
いや、この先、ずっと忘れられる事はないだろう。
マナは、俺の中で、
大きな存在だから。
でも今は違う─…
《修 百合に会いたいんだけど》
宛先は修。
内容は………
俺知りませんけど?
俺に言わず百合に言えよな。
『なぁ、百合!』
『ん?』
『修とはどうなったんだよ?』
俺は修の為、百合に聞いてあげた。
ただ単に、俺が知りたかったんだ。
百合と修の関係を。
『全然会ってない!』
嘘だろ?
今、すごく嬉しいと思ってしまった。
修と百合は何もないと聞いただけで、
俺は心の中で、思いきり叫んだ。
《やった──!!》って。
心の中の俺が、一番正直だから。
宛先を確認する。
マナかな?
と、期待しても意味がないのに思ってしまう。
まだマナの事は忘れられないのかもしれない。
いや、この先、ずっと忘れられる事はないだろう。
マナは、俺の中で、
大きな存在だから。
でも今は違う─…
《修 百合に会いたいんだけど》
宛先は修。
内容は………
俺知りませんけど?
俺に言わず百合に言えよな。
『なぁ、百合!』
『ん?』
『修とはどうなったんだよ?』
俺は修の為、百合に聞いてあげた。
ただ単に、俺が知りたかったんだ。
百合と修の関係を。
『全然会ってない!』
嘘だろ?
今、すごく嬉しいと思ってしまった。
修と百合は何もないと聞いただけで、
俺は心の中で、思いきり叫んだ。
《やった──!!》って。
心の中の俺が、一番正直だから。