―百合色―
『ちっ違う!忘れてたとかそんなんじゃないって!』
『じゃあ何よ?
私、ずっと待ってたんだから!!0時じゃなくてもいいと思って、待ってたんだから!もしかして寝てたとか言うんじゃないの?!』
…正解です。
ぐっすり寝てました…
俺達のやりとりを、
面白そうに見る人達が大勢いる。
その人達の視線が痛い。
見んなよ。
お前達には関係ね─よ。
『なぁ百合、ここでケンカするのやめね?
違う場所で話そ?』
『私は行かない。
もう用ないから!』
百合は、すごい大きな足音を出して、教室を出ていった。
『は?意味分かんねぇ。
俺の話は聞いてくれねぇのかよ!!!』
後ろ姿の百合に投げた、
俺の激しい暴言。
その暴言で静まりかえる、教室。
なんでこうなるの?
俺、忘れてたけど…
この日を大事にしたいんだよ?
なんで…ケンカになるんだよ…
『じゃあ何よ?
私、ずっと待ってたんだから!!0時じゃなくてもいいと思って、待ってたんだから!もしかして寝てたとか言うんじゃないの?!』
…正解です。
ぐっすり寝てました…
俺達のやりとりを、
面白そうに見る人達が大勢いる。
その人達の視線が痛い。
見んなよ。
お前達には関係ね─よ。
『なぁ百合、ここでケンカするのやめね?
違う場所で話そ?』
『私は行かない。
もう用ないから!』
百合は、すごい大きな足音を出して、教室を出ていった。
『は?意味分かんねぇ。
俺の話は聞いてくれねぇのかよ!!!』
後ろ姿の百合に投げた、
俺の激しい暴言。
その暴言で静まりかえる、教室。
なんでこうなるの?
俺、忘れてたけど…
この日を大事にしたいんだよ?
なんで…ケンカになるんだよ…