―百合色―
百合を見てから眠りにつくと、気持よく寝れる。


百合は何か不思議な力があるのかな?


『光輝─寝過ぎだよ!!』

『ん─?』


百合が俺の腹をつっついてきた。


『ねぇ光輝!今日さ─帰り行きたいとこあるんだけど!』



『んん─…』


まだ覚めない眠気と俺は戦っていた。


『光輝?答える気あるの?』


やばい…

百合がだんだんと怒りだした。


『行く行く!』


『良かったぁ!』


『どこに行きたいの?
俺あんまり遠くは嫌だよ?』


『遠くないよ!着いたらのお楽しみね!』



『はいはい』


今日の授業はあと一つ。


早く終わらないかな。


百合とのデートが待っている。



悪魔は、もう動き出していた──………
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