priere (プリエール)
「・・・・・・美穂!?」









そこにはベットから顔を出す美穂の姿があった





ベットの周りには





美穂と悠久の制服が乱雑に脱ぎ捨ててある










それを見た瞬間





頭に血が上り





私は美穂の髪の毛を引っ張りベットから引きずりおろし馬乗りになった







そこからはどうなったのか覚えていない





ただ、無我夢中で美穂に怒りをぶつけた





そして・・・







左手に鋭い痛みが走り





我に帰った







痛みが走る左手に目をやると・・・







手の甲を大きく斜めに切り裂き







肉が見える程の深い傷口から







真っ赤な鮮血が







ポタリ・・・



ポタリ・・・







と、とめどなく滴りおちている





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