スケッチブック【完】~対立した二人の過去~
「はい。
チケット」
あたしは二枚あるチケットのうち、一枚を
知那に見せながら言った。
「へ…?
な、なんであるの??」
知那は、ポカーンと
半泣きになりつつ言う。
混乱のあまり半泣きになってしまったらしい。
知那め…
本当に忘れてやがる。
「金曜日。
あんたが自分で、チケット忘れるといけないから、って
あたしに預けたんでしょーが」
「…へ??」
一瞬ポカーンとした後、金曜のことを思い出そうとしている。
「あ!」
いきなり大きな声を出したかと思うと
笑顔で、あたしの顔を見る。
チケット」
あたしは二枚あるチケットのうち、一枚を
知那に見せながら言った。
「へ…?
な、なんであるの??」
知那は、ポカーンと
半泣きになりつつ言う。
混乱のあまり半泣きになってしまったらしい。
知那め…
本当に忘れてやがる。
「金曜日。
あんたが自分で、チケット忘れるといけないから、って
あたしに預けたんでしょーが」
「…へ??」
一瞬ポカーンとした後、金曜のことを思い出そうとしている。
「あ!」
いきなり大きな声を出したかと思うと
笑顔で、あたしの顔を見る。