スケッチブック【完】~対立した二人の過去~
でも、そんなことはない。と無理矢理思考を戻し
これからのことに切り替えた。

これからどうしよう…

一通り回っちゃったからな。

そう考えてると
帽子をかぶった男の子がさっきの絵の前に現れた。


そして聞こえてきた言葉。

「父さん…」




え…



「黒沢!?」

おもわず、あたしは帽子の男の腕を掴んだ。

「!

誰ですか…?」

男はあたしを見たかと思うと、すぐに視線を逸らした。



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