Heavenly sky-あたしと君に残された日々-
「お前なぁ?俺は怒ってんねんで?」
『うん知ってる。ってか日向、廊下で立ってんくていいん?』
日向の質問は適当に受け流し、そこに自分の質問を乗っけて返す。
……という、何とも自己中なあたしに、彼は溜息をついた。
『ほらほら日向、そんな落ち込むなって!』
「陽菜のせいじゃ、ハゲ」
は、ハゲ…!?
衝撃的なニ文字の言葉に、軽く日向を叩いていた手の力が、自然と強くなっていく。