Heavenly sky-あたしと君に残された日々-






意地でも食わしてやる!


そう意気込んだあたしは、寝ていた日向の体を強引に起こして…


『さぁ食え』と言わんばかりに、お弁当を近づけた。


そんなあたしを前に、遂に折れたのか日向はお弁当に箸を伸ばす。


最初に手を付けたのが卵焼きで、何だか笑えた。


『おいしい?』


「前と変わらん」


日向のそんな態度に『何よそれぇー』と、あたしは頬を膨らませた。






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