Heavenly sky-あたしと君に残された日々-
普通なら向けられる事の無い視線に、思わず固まる。
「な、何ゆーてんねんイチ」
さすがの日向も信じられないような声で言い、あたしも固まったまま、そんな筈は無いと考えていた。
だってあたしは幽霊なわけで、普通だったら生きてる人間には見えることの無い存在。
なのに、この人はあたしに目線を合わせて言った。
決して見える事のないあたしの目を、しっかりと捉らえて。
今も捉らえたまま、離さない。