Heavenly sky-あたしと君に残された日々-
何がそんなに嬉しかったって、日向以外に、初めてあたしの姿が見える人と出会えたから。
そのせいか、中々心が落ち着かなかった。
『イチ、あんた凄いわ!うちめっちゃ感動した!』
「こんな事で感動するなよ」
『するもん!』
壱夜の標準語が関西人のあたしには新鮮で、少し胸が躍る。
これから楽しくなりそう!
そう、満面の笑みを浮かべながら、壱夜の立てている膝に顎を乗っけていると、
「お前、これ何やねん…」
『え?』
日向のげんなりした声がして振り返った。