Heavenly sky-あたしと君に残された日々-






やる気のない日向の顔から視線を下ろし、こちらに差し出されているお箸の先を見る。


そこにはブロッコリーが挟まれていて、あたしは頬を膨らませた。


『何よぉ。日向が好き嫌いするからあかんねんやん』


「だからって、そのまま入れんなや。俺はこの物体見るんも嫌やねん」


“ブロッコリー”と名前を出すのも嫌らしい日向は、「何や!この緑のモジャアフロは!!」とか言って、騒いでいる。






< 115 / 841 >

この作品をシェア

pagetop