Heavenly sky-あたしと君に残された日々-
『………』
「………」
だけど、ずっと唇にブロッコリーが当たっているというのも、ブツブツしていて何だか気色悪い。
『離せアホ日向!』
「嫌や。食わな離さん」
顔を背けて叫んで、腕の中でもがいても、日向は片腕だけで押さえてしまう。
日向は男やもん、女のうちが力で勝てるはずないやん…
遂に、いじけモードに突入しそうなあたしは俯いて―――…
でも、突然頭に浮かんだ名案に“うち天才やん!”と、目を光らせた。